2006-05-08 アイコン ボロクル(?-1217) モンゴル帝国の軍人。四駿の一人。ジュルキン部の出身。 井上靖の『蒼き狼』では外交手腕に長けた人物として書かれている。 元は孤児であったがチンギス=ハーンの母親ホエルンに育てられ、成長した後は各地を転戦しチンギス=ハーンへの恩を返す。 1217年に反乱を起こしたシベリアの狩猟民トマット族の懲罰を命じられたが、同年トマット族長ダイドフルの奇襲を受けて戦死した。 (『元朝秘史』にはダイドフルの未亡人クトクイが指揮を執っていたと記されている) ボロクル以外に主君の母親ないしは妃に養育された者としては、チャガン・シギ=クトクらがおり、 彼らもボロクルに並ぶ戦果を上げた。