2005-07-31 歴史 作家の泉鏡花は極度の潔癖症として知られている。 こと、彼の好物であるアンパンの食べ方にその性格が現れており、 その食べ方というのは 1・まずは、アンパンの端をつまむ 2・”消毒”のために、アンパンの両面を火で焙る 3・消毒した後にようやくアンパンを食べ始め、最後に自分がつまんでいた箇所を ゴミ箱に捨てる というものであった。 重度の潔癖症である鏡花は自分の指を常に消毒していたが、 その消毒した指ですら気に障るとはさすがと言うかなんと言うか。