歴ゲー

国家:スコータイ朝(13世紀半ば-1438)
現在のタイを中心に栄えた国家。現在確認されている中ではタイ族最初の王朝である。
雲南からチャオプラヤ河下流に移住したタイ族の一派は、カンボジアのアンコール朝の支配下に置かれていた。
しかし、13世紀に入ってアンコール朝が弱体化するとタイ族の間に独立の動きが見られ、シーインタラティットの元でスコータイ朝が建国された。
国は三代目のラームカムヘーンの治世に最盛期を迎える。
モンゴルの雲南侵入を逃れて南下した難民を吸収し、その力を元手に周囲の小国を服属させてマレー半島からビルマ南部に至る広い領域を勢力化に置いた。
しかし、ラームカムヘーン没後に各地の小国は離反し、大国から一介の小国に転落した。
六代目リタイ王は支配の回復に努めるも、新興のアユタヤ朝を再度服属させることは叶わないと悟り、アユタヤの独立を認めた。
リタイ王没後にアユタヤとの戦いに敗れて臣従を誓わされ、15世紀までアユタヤの従属国として細々と存続するが、
1438年に王家が断絶すると親戚筋にあたるアユタヤ王子ラメスワン(後のトライローカナート)に王位が渡り、スコータイはアユタヤに吸収される形で滅亡した。
ちなみに、ラームカムヘーンはタイ史上最初に象上での一騎打ちを行った人物……だそうな。