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李仁孝(1124-1193)
西夏の皇帝。仁宗。
仏教の振興に努め、多くの寺院を建立したほかチベットから高僧を招いている。
仁宗の治世に西夏王国の文化・経済は繁栄を迎えるが、仁宗が没して間もなく西夏はモンゴル帝国に征服された。
13世紀初頭の西夏では桓宗・襄宗の廃位に代表されるように内訌が多く、また1170年代に皇帝暗殺計画が
発覚して以来軍隊の弱化が推し進められており、こうした西夏内部の不和がモンゴル帝国の征服事業を
容易にさせしめたのである。